攸紀さん脱退後、新メンバーを向かえる事無く四人で活動を再開され、約2年半ぶりの全国流通作品となる「FLUID」。
この作品を制作される上でそれぞれのメンバーの皆さんがHOLLOWGRAMというバンド、「FLUID」という作品に対して込めている想いをお聞かせください。
ryo:HOLLOWGRAMはHOLLOWの「虚ろ」とGRAMの「質量」を組み合わせた造語です。
GRAMはgraphが語源で「書く」という意味があります
それで「中空を描く」「虚ろなものに質量を持たせる」という意味合いと捉えてます。
人の感情や心、夢や愛など本来形のないものをHOLLOWGRAMというものを媒介して描く
そういった狙いがあって名付けました。
今作の「FLUID」もその考えが根底にあります。
夢時:一也くんがギターからベースに転向した事でメンバーを追加せず活動を再開できました。
ですがツインギターではなくなった分、楽曲の方向性やアレンジのイメージが若干変化しました。
前よりシンプルに仕上げる方向にシフトしてるのかな、、、模索しながら取り組んでます。
一也:4人になって音楽に対してまた1からスタートしてみました。色々試してみましたが、結局1番しっくり来たのは今まで通りでした。
その中でも変化が欲しくて色々試してみましたが、やっぱりいつも通りが1番しっくりきました笑
そんなアルバムです。
shinya:外から見えるHOLLOWGRAMは大きく変わったと思うけれども、HOLLOWGRAMが見てる景色は特に変化はないかなぁと、個人的には思ってます。
もちろんコンポーザーが1人減ったので、今までのHOLLOWGRAMとは違った音楽的ニュアンスだったり、作業工程は変わりましたよ。
そうゆう意味では今回の作品に対しては、少しだけども「新鮮さ」を楽しんだ作品ですね。
あとは今まで通り、いつも通りのフラットな感じで、ですね。
具体的に「FLUID」という作品の解説をお願いいたします。
ryo:「流体」を意味します。液体ではなく流体。人の心は常に一定ではなく、絶え間無くその形を変えます小さなきっかけで落ち込んだり、とても幸せに満ちたり。
その心の有り様を描いています。
これまではMALUSとWILLSのように対になるものではなく、「FLUID=流体」の中で様々に変える様を表します
ジャケットにはコバルト色の花をモチーフにしています。これは収録曲「27,Co」(コバルト)からとそのほか「more than just love」の「青を知る芽の行くへは綺麗な花咲く世界」の歌詞の一節から取り入れています。
花は芽吹き、咲き、枯れて種を残すまでその形を変えます。我々が注視している間に形を変えるのが「流体=FLUID」と限らず、時間の尺度を変えれば人間さえも流体である。そう行った解釈です。
限定盤には初作Qualiaの収録されていたadolescentのアコースティックアレンジも入ります。
夢時:LIVEをイメージして作ったものとそうでないものがあるんですが、今回も混在しています。
「DID」はすでにLIVEにて何度か披露してますが音源としては新たな試みがたくさん詰まってます。
LIVEでの"再現"に良い意味で重きを置くバンドでは無いのでさらに進化するかなと思ってます。
「more than just a love][Peach moon」辺りはアコースティックギターを中心に臨場感を大事に、エレキは叙情的に演出したつもりです。
「27,Co」「Mona Lisa」はLIVEで熱くなれるものをイメージして創りました。
一也:メンバーそれぞれ見解が違う作品なんじゃないかと思います。
個人的には今までの中で1番フレッシュ感というか荒削り感があったりするアルバムかなと思います。
いつもだったらここ変えてるとかそういうところを、あえて変えずに作ったりとか。
逆に今まで通りな所もいっぱいあるのですが笑
4人になってバランス取れてないのも面白いかなと思います。
「FLUID」リリースに合わせ、STEREO.C.Kとのツアー、そしてHOLLOWGRAM presents【Kerberos】ではDevelop One’s Faculties、ウミユリを迎えての主催ライブがあります。Develop One’s Faculties、ウミユリを自身の主催ライブに誘われた理由をお聞かせください。
ryo:Hitomi君は旧知のなかでMoranのころからよく一緒になっていて、元cocklobinのyuyaが始めたDevelop One’s Facultiesも何度か対バンしていました。
両者の歌と書く世界、本人たちのことが好きなので対バン形式の主催を行うという話になった時に提案してスケジュール的に合うか聞いて見たところ、心よい返事がもらえた形です。
夢時:お誘いさせて頂いたバンドさんはryoさんにお任せしました。
一也:ryoさんから話が来て、対バンしたことなかったので良いんじゃないかなと思いました。
最後に11月から始まる全国ワンマンツアー【The fluid】への意気込みと本紙を読んでいる皆さんにメッセージをお願いします。
ryo:HOLLOWGRAMは各音の重なりや間など、歌詞で描かれている部分以外にも丁寧に気を配り組み上げて行っています。
FLUIDで作った心の話は、これまでの楽曲と混ざり合い、また違った絵を描いてくれそうです。
音源とは違うライブでの響き方が楽しめると思います。
名古屋は移転したHeartlandで行いますが、作りも音響も好きなので楽しみにしています。
夢時:一筋縄ではいかない楽曲が多い為(苦笑)
模索し実験的に取り組んではおりますが、思いの中心には純粋に皆と音を楽しめたらという気持ちが一番強いです。
各地の美味しいものも楽しみ。迷った末に大抵全部食べるからツアーやると食べすぎて太る、、、
バンドマンあるある、、、嗚呼。
ひつまぶし食べたい笑
って意気込みじゃないなこれ笑
LIVEは毎回アドリブなので同じテイクは有りません。
会場に来た人だけの一点物。毎回特別な気持ちで弾いてます。
沢山の笑顔に逢えますように。
一也:初の全国ワンマンツアーとなります。
我々の音楽聞いたこと無い人も沢山いると思います。
非常に民族的な所もあるので聞いてみてください笑
激しいのもあります!
待ってます!
shinya:ワンマンなんで、みんなでHOLLOWGRAMだけの空間を共有できるから、ほんっとに楽しみですね。名古屋では、良い空間をみんなで楽しんで、今更ドハマリした「味噌煮込みうどん」を美味しくいただきたいです。
fiveStarsが不定期に発行する東海地区限定フリーペーパー「FIVESTARS MAGAZINE VOL.23 - HOLLOWGRAM × Soanプロジェクト -」 版発行!
配布開始日:2018年9月4日(火)
配布場所(配布場所によって到着日が異なることがございます):
フリーペーパー版:
名古屋fiveStars
名古屋ElectricLadyLand
HOLIDAY NEXT NAGOYA
名古屋HeartLand
名古屋ダイアモンドホール
静岡Sunash
静岡 窓枠
金沢AZ
長野 CLUB JUNK BOX
岐阜CLUB-G
岐阜 柳ケ瀬Ants
(郵送希望)
WEB SHOPより送料のみで郵送いたします
https://fivestarsmag.thebase.in
*fiveStarsWEB SHOPにてHOLLOWGRAM「FLUID」またはSoanプロジェクト『動猛成る狂想、動脈に射つ。』、『静廉鳴る共奏、静脈に宛がう。』いずれかを通信販売して頂きましたお客様にはお一人様、1冊商品と同梱いたします
Release情報
【発 売 日】 2018年9月19日(水)
【タイトル】「FLUID」
【バンド名】HOLLOWGRAM
【形 態】CD
9月19日(水)に2年ぶりとなるミニアルバムをリリース!!
昨年、攸紀(Ba)が脱退し、一也(Gt)がBassに転向、
ryo(Vo)、夢時(Gt)、一也(Ba)、shinya(Dr)の4人での新体制初作品!!
収録曲
1. DID (ディーアイディー)
2. more than just love (モアザンジャストラブ)
3. 27,Co (コバルト)
4. Mona Lisa (モナリザ)
5. Peach moon (ピーチムーン)
6. History (ヒストリー)
fiveStars特典:フォトセット(集合+個人) コメントDVD
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